一般社団法人日本ビジネスメール協会は、日本で唯一のビジネスメールの教育者を養成する専門機関です。コミュニケーション、書き方、効率化を指導するプロフェッショナルを育成し認定を行ないます。

池田福美(いけだ ふくみ)

ikeda
アンガーマネジメントの講師として熊本を中心に九州地区で活躍されている池田福美さんに資格取得のきっかけや今後の目標などについてお話を伺いました。システムエンジニア(SE)として20年以上の実務経験を持つ池田さんは高度なITスキルと知識を持ち、部下や後輩を育成してゆくノウハウも長年の勤務経験で培われています。高い傾聴力で受講生の悩みにダイレクトにアプローチできる講師として活躍が期待されています。

お仕事について

現在のお仕事についてお聞かせください

はい。現在は、アンガーマネジメントの講座を中心に研修講師をしております。アンガーマネジメントとは、怒りの感情をコントロールする方法を学ぶものです。誤解がないように、もう少し詳しく説明すると、「怒らないこと」を目指すのではなく、怒りの仕組みや考え方を知ることで自分の感情をコントロールする、というものです。適切に怒りを表現したり、自分の中で処理したりできるテクニックを学ぶものですね。

資格取得前にも社内でメールの指導をされていたとか?

DSC07836はい。かなり以前から日本ビジネスメール協会代表理事の平野さんの著書を含めて、いろいろな方の本を読み、一般的なスタンダードと呼ばれるものに自分の経験を取り入れて、周囲の人にも考えてもらっていました。ずいぶん前になりますが、全社イベントの中でメールについて考えるコーナーを主催したり、部門内のビジネスメールのルールを改善したり、自分なりにではありますが、少しずつでも整備をしてきたという自負があります。ただ、なかなか全社レベルや取引先まで広げることは難しい状況でした。部門レベルでは、私がルールを決めて説明すればある程度はやってもらえるのです。守れてないときは随時指摘もして直してもらうよう働きかけますから。ただ、前職は部門ごとに文化が大きく違う会社でしたし、そもそも、そういう立場でもなかったので。取引先とはプロジェクトの中でルール決めしても守ってもらえないことが多かったです。

認定講師を目指したきっかけ

その状況は資格を取得されて変化しましたか

ええ、多少は変わりました。資格取得以前は、「ああ、こう書けばいいのか」と自発的に気づいて、私のメールを真似してくれる人が、そうですね、100人いれば一人か、二人はいるかなぁという感じでした。箇条書きにする、とか、ポイントをまとめて、ムダなメールのやり取りを減らす方法とか、なかなか聞き入れていただくのが難しくて、伝わらないなぁと感じていました。でも、講師の資格を取って、そういう肩書が付いた途端に、聞いてくれる方が増えたと実感できました。
ビジネスメールコミュニケーション講座(ベーシック編)を開催できる認定講師の資格を取ろうと思ったのは、前職ではメールでのコミュニケーションが業務の中心だったことが一番の要因です。業務記録はメールで残しておくと安心だ、というような文化がありまして。非常に多くのやり取りをメールで行うのですが、読むだけでストレスを感じるメールを頻繁に受け取っていました。「この人はいったい何が言いたいのだろう?」とこちらが困惑するメールを送ってくる人がいたり、名乗りも署名もなくてメールアドレスと内容から差出人を類推するしかなかったり、何回もメールでやり取りをするけれども、これは電話一本で解決するのではないか、というような方もいたりしました。また、CCが20人以上も設定されているメールをいただいたことや、TOにも複数名設定されていて、誰に返信して良いのかよく分からないメール、TOになっていないけれど本文中に依頼内容が書いてあるメールもいただいたことがあります。このイライラを解消しないと、私のようなタイプの人間は怒りの感情にもつながってしまうのですよね。

ビジネスメールとアンガーマネジメントがつながりましたね

DSC07836そうなのです。アンガーマネジメントは、怒りの感情をコントロールする方法を学ぶものですから。私の怒りやストレスの原因のひとつとして、ビジネスメールのマナーやルールが守られていない、という現状がありました。この怒りの原因となるものを排除できたら、と考えたことが、資格取得のきっかけです。私が抱えている怒りやストレスと同じものを職場の内外でも抱えている方たちが、きっとたくさんいらっしゃるのではないか、と考えました。
アンガーマネジメントの講師資格は、取得して4年ですが、同じように資格を取った後は、相手への伝わりやすさが違うと感じました。根拠なく、自分の感情で話しているように受けとる方もいますし、お説教されている、と受けとる方もいます。でも、肩書が付くことによって、「スタンダードを教えてもらえているんだ」というふうに、相手の受け取り方が変わるんですよね。本当にそれだけなんですけれど。資格を取得することの意義のひとつはそこにあるのかなと。不思議なものですが、ビジネスメールやアンガーマネジメントに関する情報で、私が普段から言っている内容と同じような内容が新聞や雑誌に載ったりすると、また更に情報が伝えやすくなるなぁと思います。

熊本を拠点として九州で活動を広げるご予定でしょうか

はい。現在の住まいが熊本なので、その予定です。アンガーマネジメントの研修の場合は、4名から20名くらいの人数で定期的に自主開催の講座を開催しています。企業様からのご依頼で研修を行う場合は、60名~100名くらいの規模が多いですね。開催地域としては熊本が多いのですが、ご依頼をいただければ、九州全域で対応可能です。アンガーマネジメントの講師でも九州支部の副部長を務めていまして、南九州地区(熊本、宮崎、鹿児島)を担当しています。ビジネスメールとアンガーマネジメントを併せて学びたいというニーズにもお応えできます。

今後の目標

講師として目指している方向性はありますか

DSC07836そうですね。安心してご依頼いただける講師になりたいですね。同じコンテンツを話せる講師はたくさんいらっしゃると思うのですが、その中でも池田の話が聞きたい、と言って選んでいただけるようになるとうれしいです。私の強みは、ただコンテンツをお伝えするだけではなくて、それに関連する周辺知識や事例も豊富に持っているところなんです。前職がシステムエンジニアなので、メールであれば、メールのシステムも組めるくらいITスキルには自信があります。長年、企業に勤めていましたので、組織が抱えやすい人的スキルの向上に関する悩みも理解できますので、そうした事例のストックも色々ありますから、受講生のみなさんには共感していただきやすいかなと思いますね。

エンジニアのメールは冷たく受け取られるのが悩みと聞きます

私自身も、そのあたりは悩んだことがあります。必要な事だけを書き、ムダをできるだけそぎ落として、ポイントが誤解なく伝わるようにメールを作成することには慣れているのですが、逆に、心遣いの部分は意識しないと入りにくいのです。ですから、自分で読み返す場合に、これは冷たくなっていないかな、と再点検することを心がけていますね。ITスキルが高くても、ちょっとした心遣いや配慮がメールから感じられるように。「SEだから、冷たいメールでも仕方がないよね」とは言わせたくないですから。このあたりの自分の強みを活かして活動を広げていきたいと思っています。

ありがとうございました

(2016年4月インタビュー)



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