一般社団法人日本ビジネスメール協会は、日本で唯一のビジネスメールの教育者を養成する専門機関です。コミュニケーション、書き方、効率化を指導するプロフェッショナルを育成し認定を行ないます。

茨木 ち江(いばらきちえ)

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認定講師資格を2013年9月に取得された茨木ち江さんに、資格取得のきっかけや講師として活動する際の目標などについてお話を伺いました。茨木さんは、企業内講師として10年のキャリアをお持ちです。受講者のレベルに応じて臨機応変な対応ができ、業務改善の提案もできる講師として活躍が期待されています。

お仕事について

現在のお仕事についてお聞かせください。

株式会社グッドフィールドアンドカンパニーという会社で、社内研修・業務改善の仕事をしています。この業務の担当になってから10年になります。

10年のキャリアをお持ちですと後輩や部下を指導される立場でもあるのでしょうか。

そうですね。弊社は中途採用が非常に多いので、その方たちの入社研修を行っています。初めの頃は1日~4日間の研修を私一人ですべて担当したこともありますが、現在は後輩に引き継ぎをし、私は新しい研修の開発に取り組んでいます。

社内研修のカリキュラムも茨木さんが作成されているのでしょうか。

当初は私が全て作成していましたが、最近は後輩にも考えてもらうようにしています。時間配分も考えて作っています。

お仕事を継続するうえで気を付けていらっしゃる点などはありますか。

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研修テキストは常に改善をするよう、後輩にも指導をし、実施しています。研修で講師として話していると誤字脱字なども見つかりますし、同時に「あ、ここはもっとこう書いた方がいいな」というところが必ず見つかるんです。順番を入れ替えた方が分かりやすいなとか。同じ内容を繰り返し行うというよりは、より良い内容で、より分かりやすく伝えるための工夫は常にしています。

素晴らしいですね。それは受講者の方からのフィードバックを受けてということもあったりするのでしょうか。それとも、ご自身の気づきが多いのでしょうか。

なるべく受講者側の立場に立って自分で考えた結果、気付くことが多いです。「ここは、この順番で話すとつながりが分かりやすいなとか、ここは新入社員には分からないだろうなと思ったら、すぐに変更します。もちろん、受講者の方からの質問を内容に盛り込むこともします。質問が出るということは、講座の内容だけでは分からなかったということになりますので。

認定講師を目指したきっかけ

では、茨木さんが日本ビジネスメール協会認定講師の資格を取得された理由は、現在のお仕事で必要だったからということになるのでしょうか。

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それもありますが、自分がビジネスメールを作成するときに、いつも不安が付きまとっていたことが一番の理由になると思います。サンプル的な文章はネットを探すといろいろと載っているので、それを組み合わせてみたりしていたのですが、常に「本当にこの文章でいいのだろうか」、「失礼はないだろうか」という不安感がありました。それで、まずはメールに対して正しい知識を得たいという気持ちから始まった感じです。

「人に教える」というよりは「自分自身で正しい知識を身に着けたい」という考えからスタートされたということですね。

はい。社内の新入社員研修の中で簡単なメール作成研修も行っていますが、当初は本を見ながら添削もしていました。ただ、その添削が合っているのかどうかも多少の不安があったんです。それでやはり、お墨付きがほしくなったんですね。受講者に正しい情報でフィードバックしてあげられるようになりたいなと考えるようになりました。

現在も社内でメールの添削をしていらっしゃるのでしょうか。

いえ。今はすべて後輩に任せています。ほとんどの人が私の研修を受けているので、それをベースにしてもらっています。簡単な「資料送付の依頼」といったような課題で実際にメールを作成してもらうという感じなのですが。

受講者自身が手を動かすワークがあるのはいいですね。頭で考えているだけですと、実際に書くと意外と理解できていないことが分かったりしますし。

なかなか面白い結果が出てくるんですよ。

ちなみに、どんな面白い結果が出てきたのか、差し障りのない範囲で教えていただけませんか?

はい。すごくシンプルにメールを作成される人は、「送ります。よろしくお願いします。」くらいで終わっちゃうのですが、逆にビジネス文書のようにとても丁寧に書く人もいます。ビジネスメールコミュニケーション講座(ベーシック編)の中でも解説していた、敬称を【部長様】と書いてしまう人もいました。

なるほど。社内文化や社内ルールがある場合などには、ビジネスメールコミュニケーション講座(ベーシック編)では一概に否定していませんが、一般常識としては「部長様」という敬称はNGですからね。

はい。弊社の場合は一般常識と同じでNGですから(笑)

茨木さんは社内講師としてビジネスメールコミュニケーション講座(ベーシック編)を講演していらっしゃるわけですが、実際に教えていて感じたことなども少しお聞かせいただけますか。

受講した社員にアンケートを取ったのですが、非常に評判が良かったんです。研修というと、嫌がる人も多いのですが。

とりあえず、上司から行け、と言われたから参加した、という方だったりすると、研修中に寝ちゃったりとか、そういうこともありますよね。

多少、眠そうな人もいましたが(笑)、アンケートの感想では「受けて良かった」「わかりやすかった」という声がとても多くて、私自身もちょっと驚きました。

それは茨木さんの教え方が良かったんじゃないでしょうか。

いえいえ。ひとつは、テキストの力が大きいと思います。テキストの内容がとても充実していますよね。例文が多く、後から見返すことができるテキストなので、非常に助かるという話も聞きました。また、ワークで他の人と話をするので、相手がどんなことを考えているのか、何を感じているのかが分かり、社員同士の親密度が増す、という意外な効果もありました。

このセミナーで親密度が増す、という効果があるという話は初めて聞きましたが、確かに社内研修の場合はそうした効果もあるでしょうね。

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ええ。私はワークの時、まず席の隣同士で意見交換をしてもらうようにしているんです。そうすると、普段の業務では、あまり縁がない部署の方とでも、こうした研修の機会にコミュニケーションが取れるので、とても楽しそうに受講してくれました。受講後には、一般的に失礼のない書きかたを学べたことで、「これから安心してメールが書ける」「疑問だったことが腑に落ちた」という声もありました。

茨木さんご自身も、同様の不安を持っているところから学び始められたわけですから、受講者の皆さんに対する共感も大きいし、そうした感想は講師冥利につきる、という感じなのでは?

そうした感想が聞けると、本当にうれしいですね。

そのほかに、講師をしていてこれは嬉しかったなぁ、という出来事はありますか?

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ビジネスメールの研修ではなく、ある企業様でOutlookの操作説明会を実施させていただいたときのことですが、宛先の区切り記号に関する質問で、セミコロン「;」の説明をするときに、言葉だけではわかりにくいだろうと思い、メモ帳に書いたセミコロン「;」を最後列の席の方にも見やすいよう、文字サイズを大きくしてご説明したことがありました。その時に、「機転の利き方が素晴らしい」と言っていただき、とても嬉しかったのを覚えています。

セミナーには質問はつきものですし、臨機応変な対応ができるということは講師としては非常に強みですね。

今後の目標

それでは最後に、現在すでに講師として活躍していらっしゃいますが、今後の方針や目標についてお聞かせいただけますか?

はい。受講後のアンケートで「現在困っていること」を聞くと、「文章の書き方」で困っている人が非常に多いんです。

本当に多いですね。ビジネスメールを書くこと、だけでなく、文章力全般に不安感を持っている方が多いようです。

そうなんです。ですから、そのあたりをもう少し掘り下げて、「文章の書き方」についても不安を取り除けるような講習をしたいと考えています。

困っている方、悩んでいる方の不安をどうやったら取り除くことができるのか、解消する方法を考えていく、というのが弊社のミッションなので、ぜひ認定講師の皆さんと一緒にプログラム開発などにも力を入れていきたいですね。

ありがとうございました。

(2014年10月インタビュー)



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