設立趣意
メールが変われば仕事が変わる、メールが変われば社会が変わる
一般社団法人日本ビジネスメール協会は、日本で唯一のビジネスメール教育に特化した専門の団体です。ビジネスメールの教育を通じて世の中のコミュニケーションを改善し、時間を創出することなどを目的として設立されました。
チェックしない日がないくらい、仕事で当たり前に使われている『メール』。毎日、出社したらまずはメールをチェックするという人も多いでしょう。コロナ禍や働き方の多様化などでテレワークや在宅勤務が増え、会うことが減り、電話をかけるよりはメールを送ることが増えたという声も聞きます。
一般社団法人日本ビジネスメール協会では、仕事におけるメールの利用状況と実態を調査した「ビジネスメール実態調査」を2007年から毎年行っています。2024年6月3日に発表した「ビジネスメール実態調査2024」によると「仕事で使っている主なコミュニケーション手段」の第1位は「メール」(98.6%)で、メールは仕事上、不可欠なツールであることが分かります。社内コミュニュケーションの一部はチャットなどのツールを使っていたとしても、外部とのやりとりはメールが中心でしょう。書いて伝えるというスキルは、これからますます重要になります。
使えて当然と思われているメールですが、その教育は行き届いていないと言わざるを得ません。研修を実施している企業は7.81%と、9割を超える人がメールを学ぶことなく使っているのが現状です。この数字は18年間ほぼ変わっていません。多くの人が、ビジネスメールの書き方や送り方を学ぶことなく使っています。
約7割の人が不安を抱きながらメールを使い、時間をかけて、効率を落としています。37.31%の人が失敗を経験し、約4割の人が仕事のメールで不快に感じたことがあります。メールが原因の誤解やトラブルも少なくありません。そうした問題は教育を通じて解決、防ぐことができます。
電話応対やビジネスマナーと同じように、メールも研修を行っていますか。話すよりもメールを書くことの方が多いのに、教育が後回しになっていませんか。メールは、自分の思考を整理して文章で伝え、相手の理解と納得を得て、行動を促すコミュニケーション手段です。電話や対面など他の手段にも必要なスキルが凝縮されているため、メールの教育を通じて論理的な思考力、文章力、コミュニケーション力などの向上を実現することが可能です。
ビジネスメール教育は、組織内外のコミュニケーションを円滑にするだけでなく、メールにかける時間を短縮し、業務の効率化につながります。生産性を向上し、売上アップやコスト削減にも関係してきます。
一人一人がメールの処理時間を1日10分減らせたらどうでしょうか。日本全体で見たら大きな経済効果が現れるはずです。メールのスキルは一生のスキルです。メールを読んで理解する読解力、相手を動かす伝達力、1秒でも減らす効率化のスキル。これらを私たちは提供します。