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ビジネスメール実態調査2025

8割が「学びたい」、9割が「学んでいない」ビジネスメール教育の空白が浮き彫りに
生成AI時代にあらためて問われる“伝える力”と“伝わるメール力”

一般社団法人日本ビジネスメール協会(代表理事:平野友朗、所在地:東京都千代田区)は、仕事でメールを使用しているビジネスパーソン1,462名を対象に「ビジネスメール実態調査2025」を実施しました。本調査は2007年から毎年実施しており、今年で19回目を迎える大規模な継続調査です。仕事の中でどのようにメールが使われ、どのような課題があるのか、ビジネスパーソンが直面しているメールコミュニケーションの実態を明らかにすることを目的としています。

調査の結果、1日の平均メール送信数は12.33通、受信数は52.27通にのぼり、送受信にかかる時間は約2時間26分と、業務時間の約3割がメール対応に費やされている実態が明らかになりました。また「自分のメールスキルを向上させたい」と感じている人は82.76%に達した一方で、実際にビジネスメールの研修を受けた経験がある人はわずか9.51%にとどまり、現場のニーズと教育機会の乖離が浮き彫りとなりました。

さらに「うまい」と評価されるメールには共通点があり、礼儀や丁寧さよりも「要点の簡潔さ」や「構成の明快さ」といった技術的要素が重視される傾向が見られました。生成AIによる草案支援の導入も進みつつありますが「相手に伝える」「信頼を得る」といった本質的な力は、なお人の判断力と表現力に依存しています。対面せず、すぐに返答を求めない非同期型の働き方が広がる今、メールは引き続き業務の中核を担うインフラです。だからこそ、ビジネスメールを“感覚”ではなく“再現可能なスキル”として体系的に学ぶ必要性が、今あらためて問われています。

調査の概要

調査目的
仕事におけるメールの利用実態と課題を把握
調査対象
仕事でメールを使っている人
調査期間
2025年4月1日から2025年4月30日
調査方法
インターネット回答方式
調査実施機関
株式会社アイ・コミュニケーション
有効回答数
1,462

調査結果サマリー(一部抜粋)

  • メールスキル向上の必要性、82.76%が実感
  • 教育体制の未整備、研修経験者は9.51%
  • 1日あたりの平均送信数は12.33通、受信数は52.27通
  • 2時間26分、業務の3割をメールが占める実態
  • うまいメールの共通点は“簡潔さ”と“構成力”
  • 生成AI導入は進展も、実務活用は限定的

8割以上が「メールスキルは必要」と実感

研修経験者はわずか1割未満、教育体制に大きなギャップ

メール送受信は1日平均65通、業務の中心に

業務の3割をメール対応が占める、1日2時間26分の業務負荷

評価されるメールの共通点は「簡潔さ」と「構成力」

生成AI導入は進むも、活用はまだ一部にとどまる

代表理事コメント

一般社団法人日本ビジネスメール協会 代表理事 平野友朗

ビジネスパーソンの多くが、毎日メール対応に2時間以上を費やしているという現状は、業務の在り方を見直す大きなきっかけになると感じています。単なる形式やマナーの習得を超えて、“伝える力”を育てることこそが、業務の質とスピードを高め、ひいては働き方改革にも直結する重要な要素です。今こそ、ビジネスメールを「業務のインフラ」として再評価し、再現可能なスキルとして体系的に学ぶ機会を、より多くの人に届けていくべきタイミングだと確信しています。

一般社団法人日本ビジネスメール協会について

一般社団法人日本ビジネスメール協会は、ビジネスメール教育専門の団体です。ビジネスメールを中心としたコミュニケーションや業務推進における、さまざまな課題に取り組み、講演や研修、コンサルティングなどを通じてビジネスメール教育を提供しています。ビジネスメールの教育に特化した豊富な実績と経験を活かし、官公庁や企業、団体、学校などに対して最適なサービスを提供。独自に開発したビジネスメールの専門プログラムと、ビジネスメールを使った実務および講演の経験豊富な講師陣を有し、多様なニーズに柔軟に対応します。メールを中心としたコミュニケーションの改善による、生産性向上、業務改善の実現をサポートします。

一般社団法人日本ビジネスメール協会
https://businessmail.or.jp/

※ビジネスメールの公開講座(会場・オンライン)や集合研修(講師派遣・オンライン)を行っています
※ビジネスメール実務検定試験(オンライン)を実施中

ビジネスメールの教科書
https://business-mail.jp/

※さまざまな場面で使える文例・テンプレートを無料公開

一般社団法人日本ビジネスメール協会

代表者
代表理事 平野友朗
設立
2013年9月20日
事業概要
ビジネスメール教育者の育成と認定、ビジネスメール実務検定試験の実施
所在地
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-1 KIMURA BUILDING 5階
URL
https://businessmail.or.jp/
調査実施機関
株式会社アイ・コミュニケーション(https://www.sc-p.jp/
  • 構成比は小数点以下第3位を切り捨てしているため、合計しても必ずしも100とはなりません
  • 本リリースに掲載の情報は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください
  • 本ページの調査結果を引用する場合は出典を必ず明記してください
  • 「ビジネスメール」「ビジネスメールコミュニケーション」は株式会社アイ・コミュニケーションの登録商標です
  • 一般社団法人日本ビジネスメール協会は、株式会社アイ・コミュニケーションが運営しています

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出典明記の例

※いずれの形式でも構いません。用途や媒体に応じて適切にご記載ください。

  • 出典:一般社団法人日本ビジネスメール協会「ビジネスメール実態調査2025」
  • 引用:一般社団法人日本ビジネスメール協会「ビジネスメール実態調査2025」
  • 資料:一般社団法人日本ビジネスメール協会「ビジネスメール実態調査2025」
  • 一般社団法人日本ビジネスメール協会「ビジネスメール実態調査2025」より
  • 「ビジネスメール実態調査2025」(一般社団法人日本ビジネスメール協会)より引用
  • 一般社団法人日本ビジネスメール協会が2025年6月2日に発表したビジネスメール実態調査2025によると