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渡瀬恵津子(わたせ えつこ)

現在20年以上の講師キャリアを持つ渡瀬恵津子さんは、明るく爽やかな笑顔と声で受講者に元気を与える人気講師です。日本ビジネスメール協会認定講師の資格取得のきっかけ、今後の目標などについてお話を伺いました。渡瀬さんは、講座開始前から積極的に受講者に声をかけるなどしてコミュニケーションをとり、短時間で信頼関係を築く工夫をされています。一人一人の課題に寄り添う解説は好評で、終了後のアンケートでも高い評価を得ています。

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お仕事について

現在のお仕事についてお聞かせください

現在は、主にビジネスマナー、コミュニケーションスキルの講師としてさまざまな業種の企業や組織、官公庁、大学や学校などで研修をしております。ちょうど平成元年にインストラクターの養成訓練を受けたのでキャリアとしてはずいぶん長くなりますね。ただ、出産や子育ての時期もあり、何年か休業状態の時期もありました。経験年数は長いのですが、登壇するときは毎回ドキドキします。

講師業に転身されたのはご結婚がきっかけですか

はい。新卒で航空会社に入り、客室乗務員になったのですが、家族の希望で退職しました。ただ、人と接することが大好きだったので、英語専門学校に通ったり、交換留学生の世話をする非営利団体でお手伝いをしたり、何かしら社会とつながろうと努力をしていました。ちょうどその頃、以前の職場の上司が「前職の経験を活かしてみないか」と声をかけてくれたのが講師業を始めるきっかけになりました。いろいろな企業に行ってビジネスマナーの研修をする講師という仕事があるから、訓練を受けてみないかと勧めてくださったのです。

ビジネスコーチなどの資格もお持ちです

ビジネスマナーの講師は星の数ほどいるので、やはり差別化が必要です。講師になってから必要性を感じて「ビジネスコーチ」「ファシリテーター」「キャリアデベロップメントアドバイザー」(CDA)といった資格を取得しました。もちろん日本ビジネスメール協会認定講師という資格も大変役に立っております。研修をご依頼いただいた企業様から初対面の段階で信頼感を持っていただけます。

認定講師を目指したきっかけ

ビジネスマナー講師としてのキャリアにプラスして、さらに日本ビジネスメール協会の認定講師を目指したきっかけは?

長年にわたり、ビジネスマナー講師として、電話や対面での応対を中心に研修を担当してきました。ところが、近年は、ビジネスでのメールによるコミュニケーションが非常に増加し、「電話」「対面」に加えて「メール」のマナーもぜひ学びたい、と研修のご依頼先や受講生からリクエストされることが本当に多くなってきたのです。

私自身は、現役時代に仕事でビジネスメールを使った経験がなかったので、教える場合にも迷うことが多くて困っておりました。自分でも、仕事においてメールによるコミュニケーションが占める割合が多くなり、もっといろいろな知識が必要だと実感していました。日本ビジネスメール協会代表理事の平野さんの著書を読んだり、セミナーを受講したりしてみたのですが「やはり基礎からしっかりと学びたいな」と思ったのです。

自分の仕事の幅も広げられますし、より自信を持って受講生の指導もできるようになると考えて、養成講座を受講することに決めました。

資格取得後に感じられた変化は?

私自身もビジネスメール初心者として一から教えていただいたので、資格取得後は受講生の気持ちがより理解できるようになったと自負しています。教材の内容がしっかりしていてテキストも使いやすく説得力があるので、講師としても非常に教えやすいです。

コンテンツがしっかりと決まっているので、受講生の理解度やレベルによって、詳しく丁寧に解説するところ、サラッと説明する程度で問題ないところも調整できます。資格を取得したことで、自分の知識も深まり、新しい情報に触れることもできるため勉強になります。

受講生に応じて臨機応変に指導できるのは渡瀬さんの強みですね

ありがとうございます。私は受講生の方とお話しすることが好きなのです。自分自身が受講生としていろいろなセミナーを受講する場合も、「この先生から教わることができて良かった」と思うと前向きに学ぼうと思えます。分かりやすい教え方は自分の研修でも活かすようにしています。早い段階で講師と受講生同士がお互いに信頼関係を持てると、スムーズに学ぶことができますし、知識として身に付きやすいですよね。

今後の目標

講師として目指している方向性はありますか

受講生の皆さん一人一人がご自分の持ち味を活かして社会の中でよりよく生きる力を発揮できるように、サポートすることを目指しています。その力を引き出すことができる講師でありたいと、いつも思っています。そのためには受講生の皆さんとコミュニケーションをとりながら研修を進めていくことを、これからも大切にしていきたいと思っています。ビジネスメールは、相手や状況によって変化するものですから、もっともっといろいろな場面での事例を具体的に解説することができるようになりたいです。そして、受講生が自分できちんと状況を判断してより良い選択ができる知識を身に付けていただきたいです。もちろん、私自身も専門分野だけでなく広く学び続け、受講生の皆さんと一緒に成長できたら、これほど嬉しいことはありません。

ありがとうございました

(2016年7月インタビュー)